沖縄旅行記1

沖縄に行って来た。
父のお墓参りと、おばあちゃんを訪ねて。

幼い頃何度か、それから20歳になってと幾度かは行っているけれど、今回自分なりの行くべき理由を持って、自分一人で行ったのは、とてもとても大きなことだった。

もうしわくちゃになっているけれど、何を一緒にしても嬉しそうで、親戚から驚かれるくらい「そんなに食べて大丈夫?」と心配されていたわたしのおばあ。
孫が訪ねるだけで、そんなにも喜んでくれるなんて、と今までの不義理がなんとも切なく猛反省。

せっかく沖縄に来たのだからビーチも遺跡も食べ物も!!と、ものすごい勢いで車を走らせてくれたおばちゃん。
おばちゃんは千葉に住んでいた事もあるので、私たち家族とはよく会っていたが、これまた、「あんなちいちゃかったあんたがひとりで飛行機に乗ってよくここまでまあ・・・」といった様子。
私もう30代だよ・・・でも、今身近にいる幼い子が大人になってそんなふうにやって来たら、私もそんな感覚になるのかも。

おばちゃんの観光案内は強烈で、
世界遺産の城跡も車を走らせながら、
「ほらっあれ勝連城さ〜見て!!見た?じゃあ次ね。車降りなくていいから。のぼるのたいへんさー」
「最近流行ってるビーチさ。沖縄来たんだから海いかないとね。でもこっちの人間は昼間から泳がんさ〜はい、写真とるから!(私が海に足をつけたところでぱしゃぱしゃ撮って)よかったね〜はい次」
「恩納村の美味しい沖縄そば食べて、道の駅でぜんざいたべようねえ。で海中道路ね。あー今日引き潮で泥ばっかね。じゃあ車とばしてかえろーねぇ」
「これは中村家住宅っていう古い家ね。文化財よー。けど入場料払う程じゃないさあ、あんたのおばあの家と変わらんさー外から見て、はい行こうねえ」

ずっとこんな感じで、おかげで会っていた2日間で、要所はほとんど見ましたが・・・沖縄の人がのんびりしてるなんて嘘だと思った。うちのおばちゃんだけ!?

後ろでおばあ二人(姉妹)は、もう全く分からない言葉でずっとしゃべってました。
口を挟む事も出来ない程外国語。
なかなかの珍道中。でも本当にありがたかったなあ。

古くて素敵なおばあの家に一泊し、思い付く限りの沖縄料理がちゃんと全部出てくる沖縄懐石を親戚一同でいただき、そのまま段ボールに詰めて送る程のおみやげをもらい、親戚訪問は終了。

続くと思います


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