最近読んだ本たち

楽しい時も、辛い時も本を読む。

回想の野口晴哉 ちくま文庫(の-7-3)

野口 昭子 / 筑摩書房

野口整体、興味あります。これと合わせて持っていた整体入門も再読。
妻から見る野口さんの生き方それ以上に、全て受け入れていく死に方が、やっぱりすごい人なのだなと思った。
最後は死に、現れるのだな、その人のやってきたこと全て。

対話する生と死 (だいわ文庫)

河合隼雄 / 大和書房

生と死に関連して。この方もそれを追求して、とても不思議な亡くなり方をしたなあ、と思う。生涯かけて追求してきたことを、きっとこの方は最晩年の植物状態の時に、実は解明したのではないかな、と思う。それもまた、神の福音ではないのかな、死に方も。
大好きな方です。エハラさんの本よりはるかにスピリチュアル。
私の魂の教科書は、何冊かこの人の本であり、今でもたまに取り出します。

ふつうな私のゆるゆる作家生活

益田 ミリ / 文藝春秋

重いものを避けたくなり、めったに読まないコミックエッセイを手に取る。この手のライトな本は、それはそれはたっくさん出ていて、イラストの雰囲気も一見区別がつかないくらいですが、でも読むとほんとに違いが分かるものです。このジャンルではこの人が、一歩飛び出てる気が私はします。
泣きそうになったもの。激情ではなく、ものすごくささやかな一文とポーカーフェイスな顔に、やられます。


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