身体と感情

整体ワークショップの帰り道、本屋で見つけ、すっごく気になったのに別の本を買ってしまい
それでも次の日再び見つけて買わずにはいられなかった本。

セルフ・チネイザン・タッチ (DVD付単行本)

大内 雅弘 / 幻冬舎

今行っているワークショプとかなり共通するポイントがあり、なおかつアプローチの先が骨じゃなく内蔵、という違い。
いやー興味しんしん。

よしもとばななさんの前書きの言葉がとても印象的で、何はともあれトライしてみる。
「自分以外の人間が自分の内蔵や魂をこんなに尊重してくれているのに、なぜ自分は自分を大事にできないのだと、反省させられる」というような言葉だった。

まず簡単に、お腹を触るだけで全身の凝りがほぐれていくような気がする。

ちゃんと続ければ、感情に振り回されず、ちゃんと怒りや悲しみを消化できるようになるらしい。
心は身体から来るというのは、ほぼ私の中では確信ですが、たしかに、触ってると整体のときのように、自分が自分であることへの喜びと感謝でいっぱいになる。
自分が怒りや悲しみにしがみついている事は、結局自分をいじめていることなのだなあ、と思う。
それなのに、辛い感情というのは強力な磁場で、実は潜在的にしがみつきたくなりがちで、そのことで自分が変化を恐れているのだなあということも、なんでかお腹を触ってると気づく。

しばらくは、今までの整体と合わせて続けてみようっと。
どこかで教えてもらえないかなあ・・・

最近すっかり周りの人が、身体重視に傾いているので面白い。
心理学でもなくスピリチュアルでもなく、もう、時代は身体に直接アプローチじゃないと、収集つかないところまで行ってるんじゃないか、と思う。
そして様々な健康法や瞑想法、民間療法もたくさんあるけれど、結局は、全てに共通する「肝」をひとつだけつかむかどうか、のような気がする。
どんなにあちこち渡り歩いても、その「肝」をつかまなければ仕方がない。
私も、たったひとつ、それを掴みたいなあ。

別にセラピストや治療師になりたい訳ではないのだが、それが絶対に自分に必要だということだけは、分かる。
そしてその肝が、芸術にも影響を与えるという事も、予感している。


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