最近の読書

先週は連続3日も都内に出てしまい(普通か…)当然長距離移動は読書。
こういう時に、借りてる本を一気に読む!

キレる大人はなぜ増えた (朝日新書 90)

香山 リカ / 朝日新聞社

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今は、あんまりピンと来ないが(多分生活にそれほど切羽詰まったストレスがないのだろう)
一時期、派遣社員として働いていた時の事を思い出したら、おお!まさにこの本の症例の一歩手前だ!!と思った。
そして、沖縄から帰って来て都内を歩いた時も、なんで町を歩くだけでイライラするのだろう、と本当にびっくりした。数日前まで自分もその一員だったのに。
だから、ひとつひとつの事はうん納得納得。なんですが、香山さんの「キレないための5か条」がほとんど効力を持たないくらいまで、今もう来てると思うなあ。

子どもは判ってくれない (文春文庫)

内田 樹 / 文藝春秋

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100パーセント賛成!とは思わないけれど、ものを考えるという基本を丁寧に教えてくれる内田さん、私はけっこう好きです。
「自分の身体に敬意を払えない人は、他人からも敬意を払われない」という考えには両手を挙げて賛成!!
この人は、頭で考えることの他に、ちゃんと身体の声を聴くということを、全ての根幹においているので、ちょっと回りくどくても頭でっかちと思わないのだと思うな。

水と宇宙からのメッセージ

江本勝 / ビジネス社

うーむ。昔この人の別の本を立ち読みした時、その「美しい水の結晶」を観た時になんだか「うぇっ」と思った拒絶反応の意味が、文章を読んでみて改めて判った。「愛、感謝」をテーマにするこの人の中に流れる「人間しか」とか「日本人だけが」とかいう優生思想が、非常に矛盾しているのだ。なるほどな、こっちが本音か!という感じ。

問題の結晶が本物かどうかはともかく、こういう一見美しい考え方にオブラートをかぶせた禍々しいものがあまりにはびこるのは危険な気がする。
私は似たような考えを持つ「ホ・オポノポノ」も「ホメオパシー」も信頼するのですが、それと似て非なる考えを持つ彼は、やはり信頼できない。
何が違うのだろう。何かが絶対に違うと私にストップをかける。
その感性は人それぞれだが…自分のそれを信じるしかないなあ。

図解 いちばんやさしく丁寧に書いた青色申告の本〈’10年版〉

千代田パートナーズ会計事務所 / 成美堂出版

すいません。これが一番おすすめです…
もう絶対に理解出来るわけがない、と他の本を読んで思った青色申告が、この本のおかげで無事提出できた!!
私、専門分野を、それを知らない人にちゃんと説明出来る人をとにかく尊敬するのですが、
これは見事。
もちろん自分で調べたり、自分で試行錯誤した事がこの本の理解を助けたのだとは思うが。(あとは切羽詰まってた事が!)
とりあえず私のここ最近の一番のストレスを解消してくれたのは、実用書でした。


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