自己責任

自己責任ということば、だいきらい。

その安っぽい言葉で語られる社会の問題の数々、
いじめられるほうが(も)悪い とか、
痴漢をさそうような格好の女性が(も)悪い とか、
働かないのが(も)悪いとか、働かないのに贅沢してずるいとか、
そこに住んでるのが(も)悪い とか、
人と違う考えを持ったり表現をしたりするほうが(も)悪いとか、
法律で禁止されてなくても、危ない所にいく方が(も)悪いとか、
災害が起きても、各個人が対策してない方が(も)悪いとか
「自己」責任といいつつ、その親までもがたたかれても仕方ないとか
とかとかとか。

「も」って言って両成敗みたいなへんなバランス感覚、
一人一人の非力の前の圧倒的なあらゆる暴力の前では、おかしくないですか?
って思います。
そういう自己責任を防ごうとしたら、
周りの空気を読んで自分の意見は言わず、
目立つ格好をせず、人と同じ様に働いて、
東京に住んで(笑)
みんなと同じような考えを持って、
危ない事や冒険は一切しないで、
平均値で生きていくしかないわけで、
そんな人だらけになったら、
それって、まるで戦前だね、と思います。

不寛容で、多様性のない社会は、
いろいろいてめんどくさくてごちゃっとしてる社会よりも、
結果的にたくさんの犠牲者を生む気がする。

そして、その真逆をいくのが、文化や芸術なのだと思う。
すっごい嫌いな音楽とかあるけど(笑)それも愛おしい。
私は文化的に、知的に、ごちゃごちゃして生きていきたいよ。


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