レビュー

センスの違い痛感「コンテンツの秘密」を読んで ブックレビュー

センスの違い痛感「コンテンツの秘密」を読んで

川上量生「コンテンツの秘密」を読む。 鈴木敏夫さんの本が好きなので、「ジブリの仲間たち」を読んで、 その中に川上さんがプロデューサー見習いで入ったという記述を読み、 アナザーストーリー的に手に取った本でした。 ん〜、私にはどうにもつまらなくて… なんだか、人の言葉の分析だけで終わってる感じ。 「〜ら…
地元路地裏ライブ レビュー

地元路地裏ライブ

帰りがけに、地元飯能駅近くでのライブに顔を出す。 飯能の路地グルメイベントに合わせて、地元のミュージシャンがちっちゃな路地裏の駐車場でライブ。いいね。 実は地元のアーティスト、ほとんど知らないんです。 「ありんこ」さんの最後の曲でたどり着き、 「ソウマヒカリ」さんも途中から聴き、笛とエフェクトという…
ビターな映画を噛み砕くには、語り合うこと@不思議なクニの憲法 映画レビュー

ビターな映画を噛み砕くには、語り合うこと@不思議なクニの憲法

松井久子監督作品、映画「不思議なクニの憲法」を観る。 憲法をめぐるここ数年の動きの渦中に登場する、学生、若者、弁護士、学者、政治家(自民党の!)、主婦、海外支援スタッフ、障害者などあらゆる人がいろんな観点で憲法と自分の身の回りを語る。 そして同時に、戦後、マッカーサーがどうやって憲法を作って、日本は…
むしろこの国、壊してしまえばいいのに@シン・ゴジラ 映画レビュー

むしろこの国、壊してしまえばいいのに@シン・ゴジラ

映画シン・ゴジラを観る。 怪獣映画なんて…全く興味の範疇外だし、監督のエヴァンゲリオンは食わず嫌い(絵が嫌) だから、絶対見るわけないと思っていたのですが、賛否両論のレビューが飛び交い、じゃあ行くかと。 この、口コミが人を呼ぶって、いいな。 私も毎度舞台の感想を書いているけれど、 舞台も、もっとブッ…
うるさい芝居にも品がある訳@ふくふくや レビュー

うるさい芝居にも品がある訳@ふくふくや

ふくふくや「カランのコロン」を観に行く。まだまだ上演中なので、ネタバレしないようには書きますが(無理かも)、前情報が気になる方はスルーで。 昭和のはじめの浅草、小さな食堂に集まる芸人とヤクザと踊り子たちの 奇妙なバランスで成り立つ陽気な暮らし。 そこに大阪からある人がやってきて… レトロ感あふれるセ…
パントマイムと一人芝居を観る レビュー

パントマイムと一人芝居を観る

先週になりますが、地元のストレッチ教室でのスタジオ公演に初めて行ってきました。 一軒家がストレッチ教室のためのスタジオとして整備されていて、小さな公演も行っているらしい。 劇場では味わえない実験的な、目撃体験。そんなスタジオ公演は大好き。 特に、初めての場所、初めての人、初めての作品と出会うことは。…
ものづくりのまちで モノレビュー

ものづくりのまちで

だだ漏れすぎる財布を買い替えに、夕方急きょ東京下町蔵前へ。 これまで出かける度に各地でちょこちょこと、いくつかお店を覗いていましたが、本命は蔵前。あそこはものづくりの街。 お気に入りの文具店「カキモリ」のある周辺に、手作りの革のお店がいくつもあったなーということが、記憶の片隅に残っていました。 とり…
訳がわからないおもしろさともどかしさ@東京演劇アンサンブル「ミラー」 レビュー

訳がわからないおもしろさともどかしさ@東京演劇アンサンブル「ミラー」

東京演劇アンサンブルとパレスチナのイエスシアターの共同製作「ミラー」を観る。 観たあとに、わけがわからない、というのは、外国作品によくあるけど、嫌いじゃない。 自分の価値観やセンスで計れないものが出てきて、脳と心が混乱するという体験は、 実体験ではなかなか得られないし得られても気づかないふりしてスル…
もはや伝統芸能な鬼太郎。人形劇団ひとみ座 レビュー

もはや伝統芸能な鬼太郎。人形劇団ひとみ座

夏の会議で、ずっと一緒のチームでプレゼンを聴いていた人形劇団ひとみ座。 そのプレゼンにすっかり感化され、これは是非ともしっかり観たいと思っていたのだけれど、 スケジュールが合わず、今観られるのが、「ゲゲゲの鬼太郎」‥うーん、夏休みっぽい(笑) 興味は、正直あんまりないけど、観てきましたよ。 でも、家…
真摯な取り組み@ちゃんぷるー レビュー

真摯な取り組み@ちゃんぷるー

児演協主催の芝居「ちゃんぷるー」をみてきた。 子どもの舞台芸術に関わる団体が、それぞれの劇団の枠を超えて一つの作品を作る試み。 いいな、こういうの。 お芝居って、カンパニーならではのチームワークが強みなものもあるし、 プロデュース制で全然違う風が入ることの面白さもある。 どちらが優れているかではなく…