コラム

言葉の沼に沈む。友部正人ライブ コラム

言葉の沼に沈む。友部正人ライブ

友部正人さんのライブに行った。 私が尊敬している人が尊敬している、というので、名前だけは存じていたものの、曲をほとんど知らずにいったのだが、言葉の沼にすぷすぷと沈められて帰ってきた。 聴き始めは、なんか普通のフォークだなあと思ったのだ。だけど、だまされた。その世界は3畳間にとどまらず、というか3畳間…
500字書評:人新世の『資本論』 コラム

500字書評:人新世の『資本論』

「資本主義はもう終わる」と半ば直感的に感じたのは2017年頃。 小さくて有機的なコミュニティが同時多発的に増える一方、拝金主義も跋扈して、その断絶に愕然としていた頃だ。 私より10年若い斎藤幸平さんのこの本は、緻密なマルクス研究の上に立ち、真っ直ぐに資本主義を「終了宣言」させている。見事な説得力。 …
努力や想いの届かない世界にある自由 コラム

努力や想いの届かない世界にある自由

秋晴れの今頃は、普通の生活にもどっているだろうと、3月の頭には思っていた。 依頼されていた舞台も、「秋なら大丈夫だろう」と当初思われていたから、この時期に延期になっていた。 というわけで、今は、その舞台をどう実施するのかという対策や、文化庁の補助金によって企画されたものなど、様々な仕事が飛び込んで来…
生きていくことはリスクを取ること コラム

生きていくことはリスクを取ること

舞台の再開が徐々に始まりましたが、正直制作者としての私は迷いまくりです。 実際に再開の現場にも立っているので、生の音楽、生の舞台が人へ与えることのすごさを目の当たりにしているし、自分の心身でもそのエネルギーを実感しているから、「やっぱり舞台は生だ」と確信を持っている。 それでも、この先具体的にどのよ…
慌ただしくなったのに、コロナは終わってない コラム

慌ただしくなったのに、コロナは終わってない

コロナと生きる2020年の日記。だいたい私は忙しくなると日記を書かなくなるので、この日記を自然と書かなくなった頃には、コロナが終わっているのだろうな〜と呑気にかまえていたのだけれど、残念。日記が途切れたのに、コロナは終わっていない。 6月に入り、延期された公演の再調整が同時多発的に始まり、どのような…
戻りたいのは、人間らしく生きる場所を制限して、人間らしくいられない場所を野放しにする社会じゃない コラム

戻りたいのは、人間らしく生きる場所を制限して、人間らしくいられない場所を野放しにする社会じゃない

緊急事態宣言が開けて、周りが一気に賑やかになり始めて。駅も、道路も、施設も、「え!?」と思うような人混みに、自分の意識の変化が追いつきません。もうちょっと、ゆっくり体制整えないとまずいんじゃないかなー?一気に「経済優先」に戻ってしまったようで、怖いです。コロナと生きることになる今後も、自分の行動指針…
生の音に号泣した話 コラム

生の音に号泣した話

緊急事態宣言中は、うちのX-jam Studioも基本的にレコーディングもリハーサルもストップしていて、私も打ち合わせ以外はしばらく自宅での仕事だったので、今月、ようやく一つ、音楽リハーサルを行いました。マリンバ奏者の方のソロ。仲良くさせてもらってるので、もちろん過去に何度かステージでの演奏を聴いた…
この町の財産 コラム

この町の財産

ここ数ヶ月、時間はあれど、自分たちの今後の舞台の仕事がどうなっていくのか、舞台芸術の役割とは、みたいなことをずっと考えていて、せっかく地元飯能に引きこもっていても心はあさっての方向へ向いていました。が、やっと最近近所のカフェのテイクアウトを探したり、近所散歩したり(これはずっとやってるけど)、地域の…
しいたけ大量収穫 コラム

しいたけ大量収穫

そういえば、先週一週間私のスマホの写真は、しいたけだらけになった(笑)以前から英語の勉強兼ねて聴いているお気に入りのポッドキャスト、「バイリンガルニュース」のMichaelが、自粛期間中の生活にしいたけを育てていると言っていて、「めっちゃとれる」と、語っていたので、ついつい買ってしまった、しいたけ栽…