ドラえもんが教えてくれた、ファンタジーが人を支えるということ

ドラえもんの意見広告に、ちょっとうるっときました。

【ドラえもん「STAY HOME」プロジェクト】ドラえもんからのメッセージ 藤子・F・不二雄プロ(藤子プロ) と 藤子・F・不二雄ミュージアム(以下、藤子ミュージアム)は、ドラえもんとともに「STkyodonewsprwire.jp

ドラえもんが語りかける「だいじょうぶ。未来は元気だよ」という言葉に対して、Twitterでも、「ドラえもんが未来は大丈夫って言うなら大丈夫な気がする」という言葉が並んでいて、「だよねー」と思いました。

もちろん、ドラえもんは藤子不二雄という二人の漫画家が生んだものだとみんなが知っている。アニメで声優さんだって代替わりしてるし、これは創作物なんだって、架空の世界だってみんな知ってる。だけど、なんだか未来から来たドラえもんが「大丈夫」って言ったら、大丈夫な気がする!(笑)

これってすごいことだなと。

日本で暮らしたある年代以上の人たちがみんなおんなじファンタジーを共有している。そのファンタジーに励まされている。

これって、文化の力だな、と思いました。
昭和の時代に売れない漫画家がこのキャラクターを作って、編集者たちがマンガ本にして、アニメーターたちがアニメにして、声優さんたちが声を入れて、みんなで作った創作物が、今、「未来はだいじょうぶ」って私たちに言ってくれるんだよ!

壮大な嘘を、みんなで信じたふりをして、勇気に変えることができる。
文化芸術が直接人の命を救うかどうかなんて、私は少々懐疑的だけど(語ったら数時間経つのでやめます)、間接的には、私たちはいつもこういう架空の世界に救われている。
だから、クリエイターは大事にしないとってことを短絡的に言いたいんじゃない。(ちょっとは言いたいけど)
クリエイターだろうとなかろうと、私たちには、ファンタジーを信じて(時に信じたふりをして)、前に進む力があるのだと、そのことを思いました。

想像力万歳。あなたの想像力が、あなたを支えているんだよと言いたい。

※タイトル画像はドラえもん公式ページでダウンロードできるフリーの壁紙です

https://dora-world.com/contents/1405


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